塩尻でクマ目撃ラッシュ ― この春・初夏に知っておきたいこと
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塩尻市では、ここ最近クマの目撃情報がぐっと増えています。市の発表によると、今年度(令和8年度)は4月3日の奈良井・鳥居峠での目撃を皮切りに、6月18日までの間に40件以上もの目撃情報が寄せられているそうです。
参考:塩尻市公式ホームページ「クマ出没注意!」(2026年6月19日更新)
なぜ今、出没が増えているの?
ちょうど今の時期(初夏)は、クマたちの「交尾期」にあたるのだそうです。オスのクマがメスを探して活発に動き回るため、いつもより人の生活圏の近くに姿を見せやすくなっているとのこと。決して悪いことが起きているわけではなく、クマにとって自然な行動の季節、ということですね。
どんな場所で目撃されているの?
特に目撃が多いのは、以下のようなエリアです。
- 奈良井・善知鳥峠・贄川・木曽平沢といった木曽方面の山あい
- 洗馬・宗賀平出地区(とくに「平出の泉」付近は、5月19日から5月31日にかけて子グマや成獣が道路から山林へ戻る様子が何度も目撃されています)
- 塩尻峠・みどり湖周辺の道路
- 広丘・大門・今村橋河川敷など、市街地に近いエリアまで
中には、5月10日に楢川小中学校前の国道19号でクマと車が衝突してしまったケースや、6月18日には床尾神社付近で成獣が目撃され、翌日捕獲処理が行われたという報告もありました。
出没しやすい時間帯
目撃時刻を見てみると、早朝(6〜8時台)と夕方〜夜(17〜20時台)に集中している印象です。クマが活動しやすい、人の少ない時間帯と重なっているのかもしれません。
市が呼びかけている注意点
塩尻市では、クマを「呼び込んでしまわない」ための工夫を市民に呼びかけています。やさしくまとめると、こんな感じです。
- 畑の廃果や生ごみは外に放置せず、埋めるなどして処理する
- 庭先の柿や栗は早めに収穫する(クマの好物だそうです)
- 家の周りでハチの巣を見つけたら早めに駆除する
- ガソリンや漬物など、匂いの強いものの保管場所にも気をつける
- 集落につながる藪は刈り払って、クマの通り道を断つ
- 山へ入るときはラジオや鈴など音の出るものを持ち、明け方・夕暮れの行動はできるだけ避ける
クマはなわばりを持たない動物なので、一頭を捕獲しても「えさになるものがある場所」には次々と別のクマがやって来てしまう可能性がある、というのが市の説明です。だからこそ、地域みんなで「クマが来たくなる環境」をなくしていくことが大切なんですね。
もしクマに出会ってしまったら
- 遠くに見えたとき:落ち着いて静かにその場を離れる。大声や写真のフラッシュはNG。
- 近くにいるとき:背中を向けず、クマを見ながらゆっくり後退する。
- すぐ近くで出会ってしまったとき:慌てず、クマが立ち去るのを待つ。突発的に襲われた場合は、うつぶせになって両腕で首と頭を守る。
知っておくと安心な情報
塩尻市では「緊急メール」でクマの目撃情報をリアルタイムに配信しているそうです。日常的に山沿いや畑に出る方は、登録しておくと安心かもしれません。
また、塩尻市の里山には天然記念物のカモシカも生息していて、クマと見間違えての通報も多いとのこと。慌てず、可能であれば写真や特徴(体の大きさ、毛色、足の形など)を確認できると、対応もスムーズになりそうです。
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